「・・・特許の世界は自分で調べられる範囲の先は、弁理士の先生に相談しないと進まないことが分かりました。それで、弁理士の先生を探し始めたのですが、これにものすごく苦労しました。ほとんどの先生は開発したアプリケーションの話をしても、ただの計算機だろうという見方しかしないのです。デジタルコンテンツ分野に明るくて、その仕組みをきちんと理解して、新規性を判断できる先生がなかなか見つかりませんでした。特許申請という性質上、限られた教員や職員にしか内容も話せなかったので、人伝手の紹介に頼るわけにもいかなかったので。
困り果てていたときに、たまたま、NAV国際特許商標事務所の橘祐史先生とお会いすることができたのです。橘先生は、東京大学出身で開発畑にいらっしゃった方です。持ち込んだアプリケーションの内容を、実はこういうことなのだと3~4時間説明させていただいたところ、その価値を正確に理解してくださいました。そこからやっと、特許申請に入るわけです。ここまで、3ヵ月かかりましたね。・・・現在、この特許を実現するアプリが完成しました。もうすぐ市場に出す予定です。この市場に出す支援も先生にお願いすることにしています。」桑原謙介様 コンテンツ・クリエーター/デジタルハリウッド大学大学院卒業